giyamann blog

自然と家族を愛するリーマンの日常(という名の現実)ってこんなもんなんでしょうか? ~ペット・写真や釣り・料理・その他~

水難事故未遂

とりあえず未遂なので、被害者は出ていません。安心してご覧下さい。

 

 

21歳の頃。大学生4年、内定も貰い、あとは単位を少し取って卒業するのみの夏休み。自分を含めた男4人で川遊びをしようという話になった。

 

レンタカーを借り、里山の川へ。しばらく天気の良い日が続き、増水や濁りは一切ない絶好のコンディション。周囲には同じく川遊びに来ていたファミリーなどの姿もちらほら。

 

 

単位も就活も開放された大学生の夏休みのテンションは高い。浅めのポイントを拠点に、流されてみたり大きめのビーチボールで遊んだり。安全かつ健全に川を楽しんでいた。

 

 

ふと、ビーチボールでトスを回していた時、川側で受けていた友人がレシーブをミスり、ボールは川の流れに乗ってどんぶらと下流に流れていってしまった。

 

彼はボールを追ったが、くるぶしぐらいまで川に足を漬けていたため、足取りが鈍くボールを捉え損なった。

 

こりゃいかんと岸にいた自分が走り、ゆっくり流れるボールを追い越し川下でスタンバイ。川に入り、腰ぐらいの水深まで来たところで足を底から離し泳ぎ出す。

 

川上から流れてくるボールを正面から掴む。よしよし。岸に帰るべく足を着こうと姿勢を立てた瞬間である。水深はとっくに腰のレベルを超え、成人男性如きでは全く足の着かないところまで来ていたのである。

 

一瞬、鼻ぐらいまで沈むも掴んでいた大きめのビーチボールの浮力は凄まじく、すぐに水面へ顔が出せる。そのまま下半身も水面へ上げビーチボールをお腹に抱え、ラッコのような姿勢にチェンジ。そのままゆっくりと足だけ動かし岸へ帰還。何事なく夏の学生ライフを再開するのである。

 

さて、帰りの車中で友人から「(あのラッコは)ナイス判断だった」とお褒めの言葉をいただくのだが、少し考察をしてみる。

 

①もし、大きめのビーチボールがなかったら。

この場合、足をつけようとした瞬間にもう少し深くまでいったであろうと思う。てっきり腰ぐらいだと思っていたから。

 

②深みの流れが強かったら。

これは実際わからないが、仮にそうであった場合は深みに沈みかけた際に引き込まれる、もしくは強く流される可能性があったと思われる。

 

この①②が揃っていたらボールの救済どころか命が危なかった可能性も否定できない。小さい頃、8年間水泳を習っていたが、それでも沈みかけた瞬間は一瞬ドキッとした。

 

21歳でこれなら、落ち着いて対応できない、もしくは泳ぎがそこまで上手くない方ならどうなってしまうか。想像に難くない。

 

そして、見逃されがちなのが帰りの運転である。

 

真夏の炎天下、朝からハイテンション。笑い、泳ぎ、動き、食べ、それはもうアドレナリン全開で、そして反動が来るのである。

 

そう。「帰りの車中クソ眠い問題」である。

特に、普段と違うことをし、違う道を運転することはそれだけで危険度は上がるものだが、まして全開のアドレナリンが切れた後の眠気たるやもはや意識を失う一歩手前ぐらいの場合すらある。

 

日差しを浴びるだけでも知らず知らずのうちに消耗しているもの。絶対にレンタカーの運転手=借りる際にドライバーを複数手続きすることを行ってほしい。長距離の場合はコンビニやサービスエリアで交代しながら帰ること。(川遊びに限ってではないが)

 

また、帰りの運転担当は必ず早めに川から出て、仮眠を取っておくぐらい休んだほうが良い。とにかく、居眠り運転のリスクを極力ゼロに近づけておく。事前の休憩や途中の交代など、必須で考えておくこと。

 

てか、普通に運転で事故ったら、全員まとめてだったり、他人を大勢巻き込んでだったり、水難事故よりよっぽど被害甚大なので、むしろ夏のレジャーにおいて、こっちも同じかそれ以上にフォーカスすべきだと思う。

 

 

ということで、みんなも無事に川遊びを楽しんでもらいたい。