植物達の経過観察
冬の間は室内に避難。
しかし、紅葉が終わり成長を見せる多肉達。
もう少ししたら植え替えしないとなー。
いや、しかし植物はハマるわ。楽しい。
勢いでパキラの種を購入。
生えたらいいなー。
もともといたパキラは職場で暖房ぬくぬく。
冬の間も伸び続ける驚異的な存在。
パキラ植え替えてみた
春先にうちにやってきたパキラ。とある園芸イベントで余り、廃棄寸前(一回ゴミ袋まで入った)のところを救出した。
夏の間も成長を続け、苔玉部分の苔は枯れ(?)、土台も傾き斜めになりながらも葉を拡げていった。
ベランダの半日陰で過ごしていたが、冬に成長が止まり室内に引っ越すため、今のうちに植え替えをしておこうと思いたち、ホームセンターにて買い揃えてきた。
園芸に関してはド素人だが、とりあえず鉢本体と底の方に入れるやつ、土を購入。水捌けが大事らしいので砂と落し蓋みたいなやつをセットで購入。
早速、苔玉部分の分解に入る。紐でぐるぐるにして苔を抑えていたので、紐を切る。
苔達はぎゅっとなっていて、ほぐすとなかなかボリュームがあった。
苔摘出完了。黒くて固い土が現れる。確かにこのパキラ苔玉を作る際に、苔の定着を重視してこの土だったような気がする。
ほぐした。根っこ少な!
よくこんな状態で成長してきたな…。植物の生命力を感じる。
土を入れ、今度こそ真っ直ぐに植え直し。奥にあるのは苔達。
せっかくなので苔も敷き詰めてみた。根が少ない分、少しでも地盤の安定に繋がればいいと思う。
水をあげ、とりあえず完成。
少ないながらも根と土が安定すれば、きっとまだまだ成長してくれるはず。
水難事故未遂
とりあえず未遂なので、被害者は出ていません。安心してご覧下さい。
21歳の頃。大学生4年、内定も貰い、あとは単位を少し取って卒業するのみの夏休み。自分を含めた男4人で川遊びをしようという話になった。
レンタカーを借り、里山の川へ。しばらく天気の良い日が続き、増水や濁りは一切ない絶好のコンディション。周囲には同じく川遊びに来ていたファミリーなどの姿もちらほら。
単位も就活も開放された大学生の夏休みのテンションは高い。浅めのポイントを拠点に、流されてみたり大きめのビーチボールで遊んだり。安全かつ健全に川を楽しんでいた。
ふと、ビーチボールでトスを回していた時、川側で受けていた友人がレシーブをミスり、ボールは川の流れに乗ってどんぶらと下流に流れていってしまった。
彼はボールを追ったが、くるぶしぐらいまで川に足を漬けていたため、足取りが鈍くボールを捉え損なった。
こりゃいかんと岸にいた自分が走り、ゆっくり流れるボールを追い越し川下でスタンバイ。川に入り、腰ぐらいの水深まで来たところで足を底から離し泳ぎ出す。
川上から流れてくるボールを正面から掴む。よしよし。岸に帰るべく足を着こうと姿勢を立てた瞬間である。水深はとっくに腰のレベルを超え、成人男性如きでは全く足の着かないところまで来ていたのである。
一瞬、鼻ぐらいまで沈むも掴んでいた大きめのビーチボールの浮力は凄まじく、すぐに水面へ顔が出せる。そのまま下半身も水面へ上げビーチボールをお腹に抱え、ラッコのような姿勢にチェンジ。そのままゆっくりと足だけ動かし岸へ帰還。何事なく夏の学生ライフを再開するのである。
さて、帰りの車中で友人から「(あのラッコは)ナイス判断だった」とお褒めの言葉をいただくのだが、少し考察をしてみる。
①もし、大きめのビーチボールがなかったら。
この場合、足をつけようとした瞬間にもう少し深くまでいったであろうと思う。てっきり腰ぐらいだと思っていたから。
②深みの流れが強かったら。
これは実際わからないが、仮にそうであった場合は深みに沈みかけた際に引き込まれる、もしくは強く流される可能性があったと思われる。
この①②が揃っていたらボールの救済どころか命が危なかった可能性も否定できない。小さい頃、8年間水泳を習っていたが、それでも沈みかけた瞬間は一瞬ドキッとした。
21歳でこれなら、落ち着いて対応できない、もしくは泳ぎがそこまで上手くない方ならどうなってしまうか。想像に難くない。
そして、見逃されがちなのが帰りの運転である。
真夏の炎天下、朝からハイテンション。笑い、泳ぎ、動き、食べ、それはもうアドレナリン全開で、そして反動が来るのである。
そう。「帰りの車中クソ眠い問題」である。
特に、普段と違うことをし、違う道を運転することはそれだけで危険度は上がるものだが、まして全開のアドレナリンが切れた後の眠気たるやもはや意識を失う一歩手前ぐらいの場合すらある。
日差しを浴びるだけでも知らず知らずのうちに消耗しているもの。絶対にレンタカーの運転手=借りる際にドライバーを複数手続きすることを行ってほしい。長距離の場合はコンビニやサービスエリアで交代しながら帰ること。(川遊びに限ってではないが)
また、帰りの運転担当は必ず早めに川から出て、仮眠を取っておくぐらい休んだほうが良い。とにかく、居眠り運転のリスクを極力ゼロに近づけておく。事前の休憩や途中の交代など、必須で考えておくこと。
てか、普通に運転で事故ったら、全員まとめてだったり、他人を大勢巻き込んでだったり、水難事故よりよっぽど被害甚大なので、むしろ夏のレジャーにおいて、こっちも同じかそれ以上にフォーカスすべきだと思う。
ということで、みんなも無事に川遊びを楽しんでもらいたい。
個人的に好きなポルノグラフィティの曲
みんな大好きポルノグラフィティ。
アポロ、メリッサ、ハネウマライダーなどの往年の名曲からヒロアカの主題歌「THE DAY」まで、ロングランな活躍をする二人組ロックバンド。
そんなポルノグラフィティの曲の中から、ちょっとマイナーな、しかし個人的に思う名曲達を紹介しておこうと思う。急にだけど。
「夜間飛行」
アルバム「Butterfly Effect」に収録されている大人の恋愛バラード。主人公の女性が想いを寄せる男性に気付いてもらえない、微妙にすれ違う迷える気持ちを歌う。タバコを咥えた横顔も、腕時計をしたまま私をなぞる指先も、美しくて好きなのに、最後の最後で男性の香水だけは好みじゃないの…というオチを持ってくるズルさが堪らない。あと、あー、これぞポルノって感じのギターサウンド。
「はなむけ」
PANORAMA PORNOに収録。ベランダか窓際か、沈む夕日を眺めながらビールを飲み、青春時代を思い出している情景が爽やかすぎる。涙で流すには遥かで、笑うには誠実過ぎた日々よという歌詞に、青春を過ぎた大人が僅かに哀愁を感じつつも、今日という日が過去に変わっていく流れを心地よく受け入れている余裕。ガチ勢はライブで「カンパーイ!」の合いの手に合わせて持参のビールジョッキを掲げる。
「ハネウマライダー 幕張session」
ハネウマライダーと言えば、ハンドルは無いけど曲がるつもりもない、ブレーキが軋むなら止まるのを諦め、バイクと呼べなけりゃ名前はどうでもいいからとにかく突っ走れ!的な、超メジャー進行な代表曲だが、この幕張版はとにかく「お洒落」。ちょっとリゾートっぽいテイストと落ち着いたテンポ。ポルノ聴かないけどハネウマライダーは好き、という女性を助手席に載せながら流すのにちょうどいい。ちょっと朝起きたばっかりでハネウマライダーはテンション高すぎるなー…というときはこっちでOK。お洒落なリビングでコーヒーと一緒に嗜むのもOK。
「ドリーマー」
片思いの女の子を、せめて夢の中では我が物に…という高校大学男子の妄想全開ソング。勢いの中に、現実では付き合えないと薄々分かっているわずかな寂しさが残る絶妙なサウンドがぴったり。途中で妄想もうまくいかなくなり思考停止しかけるが…。
「My wedding song」
家族と仲の悪くない方ならぜひ聴いてほしい。油断すると涙腺が崩壊する。個人的にはライブDVDではお母さんと娘さんが手を繋ぎながら聴いてる場面が映るが、その瞬間に涙腺が決壊した。多くは語らない。聴いて。
「やがて哀しきロックンロール」
ずっと、大人になった。友の今をチラ見しながら。少し苦くなった酒を交わしたら、明けきらぬ街をゆく。右手にロックンロール。
ね、哀愁もあって、僅かに情けなくて、かっこいいでしょ?
本当は、デッサン#2とか、ロストとか語りたいけど、今回はこの辺で。
化石掘ってみた
子供の頃になんとなーくやってみたかった「化石採掘」
瑞浪に化石を掘れるポイント(博物館にて要手続き)があったので、大人になってからやってみた。
【初日】
河川敷に付くと、おお…!
貝殻の化石が埋まりまくってるじゃん!
化石って、こんな簡単にどこにでも出てるもんなの?ってぐらい、足下に化石だらけ。
持ってきたタガネで1つ掘ってみる。
…ぬう、殻だけの化石はすぐに崩れてしまうな…。
そうか、化石ではあるけど、採掘して持って帰れるくらい「ちゃんとした化石」は少ないのかもしれない。
初めてだし、とりあえずやってみるか。
出てくるのは、葉っぱ、貝殻ばかり。すぐぼろぼろになってしまう。貝殻ではなく、中身の詰まった(?)貝の化石でないと持ち帰るには至らないよう。
初めての採掘は二時間でマテガイの一部、名も知らぬ貝に二種採掘。そろそろ帰ろうかなーと歩いていると、なんか、足下に巻き貝の先端らしきものが…?
掘ってみると…なんかピカピカした巻き貝!砂か石か、巻き貝の中で固まったよう。
ちゃんとした化石っぽい!
【2回目】
初回の時にもらった資料に、なんかレア度が記載されていた。ピカピカの巻き貝はそこまで珍しくないようだが、瑪瑙とか色々石化した化石は「お下がり」という名前で、珍しいらしい。よかった。
で、まだまだ色々な化石が出るようだが、目的を決めて採掘することにした。
ターゲット1:エグレギウスホタテ
ターゲット2:鮫の歯
とくに鮫の歯はなかなか出ないらしい。
これを見つけるまで、通ってみよう。
2回目は闇雲に採掘するよりも、露頭している「ちゃんとした化石」を見つけること。珍しい化石を探すこと。
これを軸に採掘開始。
すると、露出している地層に加え、川岸の水が浸かっている部分に状態の良い化石が露呈していることに気づく。
手の届く川底に、石化した巻き貝と、ほぼ完全な状態のエグレギウスホタテを発見。川底にあったので、苔が付いているが、中は薄くピンクのピカピカした石になっていた。
エグレギウスは地層に一部出ているものを掘っても、ほとんどが殻の破片。いい形で採掘できるエグレギウスホタテは少ない。
この2つは2回目にして良いものが採れたと思う。
【3回目】
もう1つの、そして本命である鮫の歯。
ターゲットを鮫の歯だけに絞って探してみる。
が、全く見つからない。
数も少なく、小さい鮫の歯をこの河川敷にからピンポイントで見つけ出すのは、リアル宝探し。岩に付いてるとか、地層にちょろっと出ているとか、小石と一緒に落ちてるとか、全然見つからないね…。
3回目は、収穫なし。
腰だけが痛い…。
【4回目】
瑞浪の化石採掘の検索をすると、結構工夫して皆さん採掘をしている。雨上がりが良いとか、色々。
よし、ある程度考えて採掘しよう。
水で濡らせば、地層は黒くなるが化石の色は変わらない。川の水を汲んで地層に掛けると、無駄な砂も流れて化石もしっかり出てくる。雨上がりの環境を作ればいいのだ。
しかし、鮫の歯に限っては出てこない。
では、あとはどこにあるのか。
瑞浪の採掘場は一部水が流れこんでいて、一見採掘に不向きなところや、川の底に出ている部分は、手付かずになっている様子。
他の人が手をつけていないところ。
川の底や(手の届くところね)流れ込みがあって藻が生えているところ。
そんなところを重点的に見ていると…
川岸に、尖った何かが。
これは!
慎重にタガネを入れて取り出すと、鮫の歯!
前回の資料によれば、メジロザメの歯らしい。
なんかもう、リアル宝探しの、目的のやつが出るとめっちゃ嬉しい!
大人が延べ八時間掛けて探して見つけた小さい小さい鮫の歯の化石。
収集欲と、何より自分で見つけた化石というものが、運命的な愛着を感じざるを得ない。
だって、1700万年前の鮫が、海底から隆起して山の中で自分と出会う。化石のロマンって、ここにあるよね。
自転車で100キロ走った話 最終回
20:00まであと少しというタイミング。
11月の風が吹き荒ぶ弁天島の夜は寒い。駅の待合室で弟を待つ。夜の在来線の待合は、ぽつりぽつりと人が来るも侘しさは変わらない。疲れと、眠気と、どのくらい待ったか時間の感覚もわからない。
弟到着!
自転車を拾い、駅前のリゾート感溢れるホテルにチェックイン。フロントにて「自転車、お部屋まで持っていっていいですよ!」というありがたいご案内。では、お言葉に甘えて。
思えば、自分が大学に進学し、就職する間、弟も進学を決め、今回の自転車の企画が始まる頃には年に一回、会うか会わないかの距離感になっていた。住んでる県も違い、社会人と学生の立場の違い…。一緒に住んでいたころはケンカも下らないこともしたが、大人になって会うと、それも全て話のネタというか、笑いあえるものになっていて。
露天風呂で近況報告や昔話に華を咲かせ、今回ここまで至るに起きたパンクやその他不祥事を共有。明日は彼が、浜名湖から知多半島まで自転車を進めていく。
翌朝、快晴の静岡県は、浜名湖から富士山が見えるほど透き通っていた。絶好の自転車日和。ホテルの廊下でご年配の夫婦が「すごい自転車ね!どこまで行くの?」と伺ってきたので、素直に100キロ先まで!と。頑張ってね!と励ましをいただく。こういう出会いも旅の面白いとこ。
弁天島の駅前で、愛知へ向かう弟を見送る。快晴。見えなくなってから、東海道線で浜松駅へ向かい、新幹線で静岡まで帰る。わずか一時間程度。文明の素晴らしさと、ほのかに哀愁を覚える。きっと、この新幹線や鉄道を開通させた人たちは、昨日の自分なんか比べ物にならない苦労を、長いことしてきたんだろうな…。
その夜、無事に弟が帰宅したという連絡があり、一通りの道中は完結した。この連絡があるまで、彼がどんな苦労をしたか自分は知るよしもない。しかし、自分が感じた苦労や楽しさ、発見を、同じように彼が感じたのなら、きっと何か、人生のこぼれ話にもなるだろう。再開したとき、いつかふと、ホテルで話した昔話のように「あのときの自転車のやつ、辛かったよな!」と、笑って話す日がくるのだろう。
道中を収録した動画編集をSEである長男(ここで初登場)に託し、いざバンドメンバーに応募!どきどき。
合否発表!
残念!落選!
まあ、バンド募集に自転車動画送ったら、落ちるよね笑。でも、合否よりも感慨深い何がが得られて、途中から趣旨変わってたし、とりあえず自力で遠くまで行くのは人生というか、心を成長させ、豊かにすることがわかった。
…数年前、思いつきで20代のサラリーマンが自転車で100キロ走ったお話でした。