春の雨の日
5月だったか。
釣りにいく予定の日に本降りの雨。
大いに迷ったがイソメを無駄にしたくないので
釣りに出掛けた。
当時は車はおろか原付もなく
自転車で釣りに行っていたので
その日も無論、自転車で港まで。
びしょびしょになりながら着いた港、
堤防のへちにイソメを垂らしたり、
ちょい投げしてみたり…
結論から言えば連れたのはクサフグと
キタマクラ先輩。しかし、驚くべき
発見を初心者ながらにしたのである。
水深もあまりない港内のへち、
大きめのイシダイ(?)が水面で
なにかを齧っている…というか、
目視できるところにこんなでかい魚が
おるんか…
以来、よく見ればあんな魚やこんな魚が
海にはちゃんと棲んでいるんだなあと
見つけては思い、そしてそれを
守るのも壊すのも人間次第かと思うように。
その漁港では、その後一度だけ
海亀を見たことがある。
一つも載せられる画像はないけども。