初めて釣りに行った記憶
子供の頃からちょくちょく父親に
ヤマメの管理釣り堀に連れていってもらった。
しかし、海釣りに目覚めたのは
大学を卒業するタイミングで、実に
12年程度はご無沙汰していた気がする。
卒業式もつかの間、新幹線の車窓から
富士山を眺めつつ、地元に帰り
仕事が始まるまでの数日、暇を弄んでいた。
そんな折、春休みで同じく地元に
帰って来た弟より、釣りに行こう!と
誘ってもらったのがことのはじまりである。
さて、記憶にある人生初の海釣りは
散々なもので、かつ、
大きな価値のあるものだった。
静岡市清水区の江尻でちょい投げをするも
根掛かり&根掛かり&ボウズ。
午後にポイントを変え河口で三時間…
ついにハゼ(いわゆるデキハゼ)一匹!!
…何時間もかけて、初めて釣った野生の魚…
こんなハゼ一匹でこんなに嬉しいとは…
夕暮れ、迎えに来た母親に
「いい歳した男二人でハゼ一匹かい!」と
笑われながら、しかしこんなことを
言われたのである。
おじいちゃんもよく、ハゼ釣ってきて
おばあちゃんに「またハゼかい!」って
言われてたよ。あんたら、うちの子だね。
じいちゃん…涙(元気だけど)
そして弟よ…。
世代を超えてはまる沼…。