昔、サッカーに出会った

世代が知れるが、子供の頃知っていた
サッカー選手と言えば
中田英寿、中村俊輔、ゴン中山あたり。

海外の選手はベッカム、ジダン、ロナウドと
レアルマドリーの有名どころのみだった。

そんなある日、中２の冬である。
記憶の底に眠っていた名前が突如として
掘り出される出来事が起きた。

それまで全く知らなかったFCバルセロナ。
後で知るのだが、クラブW杯で来日しており
サッカー界隈で大きなニュースになっていた。

塾の帰り、いつもの友人とコンビニに行き
そこで一棚の上半分だけ、バルセロナグッズが
陳列されていた。

飾られていた写真には
二列に並んで肩を組む選手達。
かっけえ…誰も知らないけど…

ん？これって、ロナウジーニョじゃね？
ロナウジーニョじゃね？

友人に聞くと「うん。ロナウジーニョ。」

ロナウジーニョ…なんか…きいたことある。
たしか、凄い選手。

青とえんじ色のユニフォームに身を包む
ポニーテールの男。彼だけがなぜか、
本人を見たことない俺の奥底の
彼のイメージと本物がぴったり一致した。

見たことないのに、初見でロナウジーニョ。

今、サッカー大好きマンになっているのは
間違いなく、彼の魅力。
俺を沼に引き込んだ。

メッシが最高なんだよなー。